増加する保育業界M&Aの今 第2弾・後継者問題の裏側

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執筆者
西森裕起

株式会社fundbookのM&Aアドバイザー。保育業界専門チームに所属し、想いを紡ぎ発展させるM&A(資本提携)を支援。

 前回コラムでは保育業界における後継者問題の増加について話をしました。今回はその裏側や実態について、事業承継の選択肢を中心に取り上げます。

 事業承継の方法には、親族承継、従業員承継、第三者承継(M&A)の3つの選択肢があります。理事長や園長がまず考えるのは親族承継となります。特にご子息・ご息女への承継です。然しながら、実際は「子どもたちはまだ年齢が低い、他社で勤務しているので運営を任せられない、継いでもらえない」という相談を多くいただきます。その場合、次に頭に浮かべるのは従業員への承継です。しかし、従業員承継は更にハードルが高いと言わざるを得ません。

 法人や園の経営責任を持つ覚悟が必要であるのは勿論、借入金の連帯保証の引継ぎ、経営者が保有する株式の買取りなど、心情面だけでなく金銭面でもハードルが高いのです。こういったやむを得ない事情を背景に第三者承継(M&A)により後継者問題を解決する経営者が増加しています。第3弾12月号のコラムでは実際のM&Aの実例をもとにご紹介させていただきます。

株式会社fundbook

保育業界専門チームによるサポートで、想いを紡ぎ発展させるM&A(資本提携)を支援。

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