幼児教育での「あそび」が「まなび」に
小学校校長が幼保小連携語る

講師の小崎恭弘先生

 都内で保育施設を運営する株式会社アソシエインターナショナル。2023年6月11日、同社が「小学校への進学に向けて」をテーマに開催したシンポジウムには5歳児の子をもつ在園児保護者と園の職員が参加。ファシリテーターとして元キャスターの天野ひかりさん、講師として大阪教育大学教授で天王寺小学校校長の小崎恭弘先生が登壇しました。

 小崎先生は園と小学校の違いを解説し、幼児教育のあそびを小学校教育でのまなびへとつなぐものとして「非認知能力」「探求・好奇心」を中心に説明。「学びの芽を育てるために大人が物事を面白がり、ご機嫌でいることが重要」という言葉に、保護者や職員が頷く様子が見られました。

 その後のディスカッションでは同社の小山紘文さん(アソシエ不動幼稚園園長)、菊池飛鳥さん(目黒区立宮前小学校元教諭)が加わり、「小学校は遊ぶ時間が減ってしまうのでは?」「入学前にやっておくべきことは?」など、参加者からの問いに各々の視点から意見が交わされ、幼保小連携を深く意識する機会になりました。   

ディスカッションの様子。左から天野ひかりさん、小山紘文さん、小崎恭弘先生、菊池飛鳥さん

 本シンポジウムは「子育てを楽しく、一緒に成長を喜び合いたい」という想いから実現。同社では引き続き子育て支援に力を入れていくとのことです。

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執筆者
山口 捺暉

パステルIT新聞の営業・執筆のほか、公式LINEアカウントでの最新情報の発信を行っている。

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