災害時もバスの状況や場所を迅速に把握

執筆者
西畑恭二

株式会社ニシハタシステム 代表取締役
大手OA機器メーカーのマネージャーとして企業提案型営業を経験。
現在、全国各地で防災の講演を行う。緊急地震速報・IP無線機の普及で導入実績全国No.1。

画像送信のマニュアルを作成。災害時も慌てずに対応できる

 園児340名が通う学校法人上田学園高坂幼稚園(愛知県名古屋市)では、毎日4台のバスが走り、計8つのバスコースで園児の登降園を支えています。バスに乗っている子どもたちの安全・安心を守るために活用しているICTは、携帯電話と、株式会社ニシハタシステムが提供するIP無線機です。各バス停の通過通知を保護者に発信するために携帯電話を、バスと園をつないで職員が連絡を取るためにIP無線機を、と使い分けています。そうすることで、職員同士で連絡を取る際に、通過通知の発信に必要なGPSを一旦オフにして、電話をするということがなくなりました。

席から離れた内線の連絡(右)が自席での連絡へ(左)

 さらに同園では、万が一のアクシデントの際に、IP無線機に付いている画像の送受信機能を使って連絡するよう意識しています。「言葉だけだと、話者の主観が入り、もしかしたら車内での事の重大さが園内で把握できないかもしれない。災害時にも、写真での情報共有は状況を正確に把握しやすくなる。IP無線機のGPSの軌跡も園内のパソコンで確認できるため、すぐに場所を特定して駆け付けられそう」と木曽順子園長は語っています。

 また、バス運行時以外には、預かり保育の時間帯で、バラバラに来る保護者の状況を、内線からIP無線機で伝達し、迅速に園児を受け渡すことができるようになりました。「これまでは、保護者が来るたびに席を立って内線で伝えていたが、IP無線機であれば自席で職員と連絡ができて便利」と、満足している木曽園長でした。

学校法人上田学園高坂幼稚園
(株)ニシハタシステム

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