園外保育の幅を広げる 立役者は「IP無線機」

執筆者
西畑恭二

株式会社ニシハタシステム 代表取締役
大手OA機器メーカーのマネージャーとして企業提案型営業を経験。
現在、全国各地で防災の講演を行う。緊急地震速報・IP無線機の普及で導入実績全国No.1。

 幼保連携型認定こども園まつがえこども園(神奈川県相模原市)は、2018年6月に株式会社ニシハタシステムが提供する広域通信エリアを持つIP無線機を導入しました。1階の事務所と2階に1台ずつ、持ち出し用に2台の計4台を設置。0歳児からほぼ毎日園外保育に出かける同園では、導入から半年でIP無線機が日常に欠かせない存在になっています。

 「2グループに分かれて活動するときや、行き先や進路を変更したいときに、移動しながら離れた場所にいる先生と一斉に情報共有できる」と松本奈津枝園長はその活用性を語ります。安全のために行きも帰りも同じルートを歩くのではなく、子どもが自分たちで見つけたものに先生が共感し、「こっちの道にしよう」と言える。IP無線機は、「自分で考えて生きていける子に育てるために、子どもが選択できる環境を創出したい」という同園の想いを実現する陰の立役者になっています。

不審者対策訓練でIP無線機を活用

 さらに、相模原市内の防災連携園の拠点でもある同園は、地震や不審者の侵入など様々なシーンを想定し、IP無線機を使った防災・防犯訓練を実施。松本園長は、「北海道胆振東部地震のときのように様々な通話機器がつながらない場合でも、子どもたちの傍にいながら近隣の園とボタン1つで情報交換や連携ができる」とエリア単位でのIP無線機の普及に期待を膨らませています。

幼保連携型認定こども園まつがえこども園
(株)ニシハタシステム

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