IP無線機を日常利用、もしもの時も「いつでも連絡できる安心感で主体性伸ばす」

執筆者
西畑恭二

株式会社ニシハタシステム 代表取締役
大手OA機器メーカーのマネージャーとして企業提案型営業を経験。
現在、全国各地で防災の講演を行う。緊急地震速報・IP無線機の普及で導入実績全国No.1。

「楽しく真面目に」という理事長の方針で、保育者も園児も笑顔が多い。IP無線機による安心感ある環境でのびのびと遊ぶことができる

 2019年4月8日、快晴の日に、社会福祉法人笑顔の会ほのぼのたんぽぽほいくえん(千葉県千葉市)では、近隣の公園でおやつを食べる「おやつピクニック」が実施されていました。約30名の園児たちが歩いて公園に行き、おやつを食べ、その後、公園内を走り回ってのびのびと遊びます。園児たちの安全を確保して見守るのは、保育者3名です。

 同園では、子どものすることを「見守る」ことで、子どもの自ら湧き出るやる気を伸ばしています。例えば、ズボンがうまく履けない子どもに対して、すぐに手を差し出して手伝うのではなく、履けるまで待ったり、「足をこっちに置けば良いんじゃないかな」と助言をしたりするようにしています。「安心・安全な環境を子どもたちに提供することは当然のこと。しかし、『あれはだめ、これもだめ』と、そればかりを押さえつけると、子どもたちの主体性を培う機会を失ってしまう。『誰かに見守られている』という安心感がある中で、子どもの主体的なやる気を応援している」と語るのは、久恒依里理事長です。

 見守って主体性を伸ばすことの大切さは、園児だけでなく保育者も同じだと、久恒理事長は続けて言います。2018年に導入した、株式会社ニシハタシステムが提供するIP無線機は、そうした保育者の育成にも貢献。「自分が対処できない『何か』があったときに、理事長が離れた場所にいてもすぐに判断を仰ぐことができる」環境は、保育者に安心感を与え、自分らしく保育に集中できます。さらに、自分が話し終わってから相手の応答を待つIP無線機の特性がプラスに作用し、結果、端的に話す訓練にもなっているようです。

園内でも安心して園児を待てる

 そうした効果が表れているIP無線機ですが、もともとは、非常時や緊急時に使える無線機を求めていたことが導入のきっかけでした。「無料体験中に、運動会で便利だったことも導入の後押しとなった。これまで本部と入場門にいる担当者との連絡手段はジェスチャーだったので、IP無線機で密に連絡を取り、入場のタイミングがぴったりと合わせられた」と、久恒理事長は当時を振り返ります。その後すぐに導入を決断。千葉市の補助金を活用して4台を導入。日々の利便性に満足し、今春には追加で1台導入しました。

 おやつピクニックでも、IP無線機が活躍。園内の保育者とすぐに連絡を取り、素早い判断で子どもたちを守ります。以前、複数グループに分かれて公園に向かった際、不審者を見かけた先発のグループが後発のグループにすぐにIP無線機で知らせて、回避したこともありました。外で音声が聞こえづらい状況では、録音された音声を後で確認して活用しています。「携帯電話だと、そうでなくても『遊んでいる』ように地域から見られることもある。IP無線機はそうあいったことはなく、しかもすぐに話し始められるので、携帯電話の呼び出し中のような『待ち』のストレスがない」と好評価です。

専門家から一言

 IP無線機を普段の園業務から活用しているからこそ、不審者対応など、いざというときにきちんと活用できていますね。

社会福祉法人笑顔の会ほのぼのたんぽぽほいくえん
(株)ニシハタシステム
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