LINE(株)の「Clova WAVE」やグーグル(株)の「Google Home」、アマゾン(株)の「Amazon Echo」など、人工知能(AI)を搭載したスピーカー「スマートスピーカー」が、2017年10月から順次日本で発売されています。スマートスピーカーは、音声で指示・要求を出すと、インターネット上のあらゆる情報から最適な答えを音声で返答したり、連携する家電などを操作したりするというもの。iPhoneのSiriなどのような、話しかけられた言葉を把握して答えてくれるAIアシスタントが搭載されており、これまでパソコンやスマートフォンで行ってきた、インターネット検索や予定管理、ショッピングなどが、入力の手間なく話しかけるだけでできるようになります。
各社が提供するスマートスピーカーは、LINE、グーグル、アマゾンなどそれぞれがすでに提供しているサービスとの親和性が高いのが特徴。例えば、「Clova WAVE」はLINEのメッセージの送受信、「Google Home」はYouTubeや翻訳、地図などの利用、「Amazon Echo」はAmazonでのショッピングができます。さらに、「GoogleHome」や「Amazon Echo」は拡張性が高く、検索やショッピングだけに限らず、クラウドサービスと連携した利用も可能。もしかしたら、忙しい登園時間帯に紙の出席簿やパソコンなどで欠席者を確認していた業務が、「今日欠席する園児を教えて」とスマートスピーカーに話しかける業務スタイルに変わるかもしれません。より私たちの行動に寄り添ったICTツールの登場に期待が高まります。