幼保一体化時代の経営課題1

執筆者
大嶽広展

株式会社船井総合研究所
保育事業コンサルティングチームリーダー

保育園の組織改善、オペレーション体制の整備・保育所新規開設支援で多くの成功を導き出している。NHK「おはよう日本」他出演多数。
【問合】03-6212-2931

 今年度の幼稚園の募集結果を見ておりますと、認可保育所からの転園者が増えていることが分かります。また、一方では今年度は幼稚園よりも保育園からこども園化した件数が多く、新制度に関して、保護者も事業者も意識や動きに変化が起こりはじめています。さらに、保育園や幼稚園を全て合わせた施設数のうちこども園比率が七㌫を超え、シェア理論で言うところの「存在シェア」を超えました。全国的にこども園が認知されたことを意味します。それにあたり3つの経営課題が今後重要になります。それが、以下の通りです。

  • 1. 0~2歳の接点づくり
  • 2. 3歳以降の教育のアイデンティティーづくり
  • 3. 卒園後も地域の子どもたちと関わる体制づくり

 次回からその詳細と事例をお伝えします。

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