保育指針の改訂から考えたいこと(前編) 「幼小一貫して育む資質・能力を意識」

 今年度より改訂された保育指針。改訂に携わった村松幹子先生から、幼小連携と子の育みへの考え方について、お話を伺いました。

<たかくさ保育園 園⻑ 村松 幹⼦ 先生 プロフィール>
(福) 東益津福祉会たかくさ保育園(静岡県焼津市)の園⻑。保育所児童保育要録の⾒直し検討会(厚労省委託)のメンバーとして参画された。

10の視点は小学校入学までの到達点ではない

 まずお伝えしたいのが、今回の改訂で「指針が変わった」のではなく、自園の営みをいかに新指針の内容と照らし合わせて説明できるかが求められるようになったということです。教育・保育をどういう視点で行っているか、どういう子を育てたいかを言葉にし伝えることが、本当に必要な幼小連携になると考えています。ただ、正しく理解してほしいのは、10の視点は小学校入学までに求められる「到達点」ではなく、そういう姿を育てていこうという「方針」だということ。その上で、子どもの人生における教育課程に一貫したつながりを持たせられるのではないでしょうか。

各活動を通して子どもを育む

 従来の「心情・意欲・態度」という考え方だけでは、小学校には伝わりづらかったのですが、今回の改訂によって、教育というステージで使われる共通言語を、幼小で持つことができるようになりました。それが、3つの「育みたい資質・能力」です。例えば、プール遊びで考えてみると、体を動かす「健康」、水の特質を知る「環境」、友達との遊びによる「人間関係」、保育者の指示を理解する「言葉」、楽しさを表す「表現」と、5領域すべてが重なり合い、それに紐づいて育みたい10の姿につながっていることがわかります。そうした一つひとつの活動による育みを通して、子どもたちの中に「育みたい資質・能力」を持たせていきたいものですね。

次号・後編に続く

社会福祉法人 東益津福祉会 たかくさ保育園
執筆者
パステルIT新聞

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