保育者とAIが パートナーになる未来

執筆者
原山青士

株式会社H&Eテクノロジー 代表取締役社長。ITベンチャーの経営と保育者養成校である大阪キリスト教短期大学の教員を務める。

 子どもの頃、存在しなかったもので、今の生活になくてはならない存在になったものは何でしょうか?スマートフォン、Google検索、Googleマップ、交通系ICカード、Amazonや楽天のオンラインショッピング。これらを支えるITは、従来の紙や電話、手作業よりも圧倒的に効率的であることから急速に普及しました。さらに、ITの場合、これらの行動のすべてがデータとして蓄積され、例えば、皆さんのスマートフォンの利用データを学習したAIが日々お勧めの商品やニュース、動画を紹介してくれます。

 保育園の現場を考えると、登降園の管理、保護者とのコミュニケーション、保育日誌、スタッフのシフト管理など、かつては紙や電話を主体としていた業務がIT化され、業務効率が飛躍的に向上している園が増えています。今後は、さらに保育園内にアプリやカメラなどが増え、集められるデータが増えてくるでしょう。そうすると、そのデータを学習したAIが、園長や保育者にアドバイスをするようになります。次回は、具体的にどのような未来が考えられるのかをご紹介します。

株式会社H&Eテクノロジー

現場に寄り添った、「ITコンサルティング」「経営・業務コンサルティング」「IoT/AIソリューション」「ITサービス導入支援」を行なう。

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