「いつも自然にあたたかい」空間を実現 園児の健康を支える園舎の秘密

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園児たちは裸足になって室内で生活。モンテッソーリ教育の「おしごと」を行ったり走ったりと、快適な空間で園児たちは伸び伸びと過ごしている
幼保連携型認定こども園エデュカーレ城之内では、園児みんなが裸足になって生活をしています。冬でも裸足で元気に過ごしている園児を支えるのは、2年前に導入した健康間接暖房「サーマ・スラブ」。その効果を取材しました。

 (社)岳雄会幼保連携型認定こども園エデュカーレ城之内(群馬県高崎市)では、室内にいる間1日中裸足で生活する「裸足保育」を実践。季節関係なく、登園すると園児たちはすぐに靴も靴下も脱ぎ始めます。幼少期に足の裏を刺激することにより、子どもたちの脳や身体の発達を促進。「情緒・感性を育て、頭も身体も使える子どもに」という保育目標のもと、モンテッソーリ教育の取り組みと並んで、健康的な身体づくりは特に力を入れていることの1つです。

 3歳未満の園児は季節関係なく室外で遊んだりお散歩に出かけたりする機会が多い同園ですが、3歳以上になると、室内の教育活動が増え、裸足で過ごす時間が多くなります。そんな園児たちがモンテッソーリ教育のもと、集中して学習に取り組むことができる快適な環境づくりが、平成28年に認定こども園になった時に導入した、新しい暖房設備によって実現しています。それが、インフルエンザウイルスが活性化されない状態である、温度20℃、湿度40%を維持する健康間接暖房「サーマ・スラブ」です。同園ではそれを主暖房に、エアコンを補助暖房として利用しています。エアコンはすぐに暖かくなる反面、乾燥状態になりがちなのがデメリット。一方で「サーマ・スラブ」は、地中からの柔らかい輻射熱効果で室内を暖めるため、空気を乾燥させず適度な湿度を保って室内を暖かくします。建物全体を暖めるため、温度のムラがなく、すべての部屋を同じように快適な空間にできるのが特徴です。

 「サーマ・スラブ」を導入してから、園児たちは「床が冷たい」と言わなくなりました。「ガツンと暖かいのではなく、ほんわかじんわり暖かい感覚。『暖かいなぁ』とすごく感じることはないが、むしろそう思わずに過ごせていることは快適である証拠」。菊地真希子先生はさらに続けます。「大人は子どもたちの見本となるように、いつでも健康で準備万端な状態でいることが大事。特に先生である自分は常に調子が良い状態でいたい」。園児たちにはもちろん、保育者の健康管理にも「サーマ・スラブ」は貢献しているようです。

シンプルな操作で翌日快適

「調整も簡単」と菊地真希子先生

 「サーマ・スラブ」の操作盤は1つ。1カ月に1回ほどの間隔で、職員が「寒い」と感じた際に0.5 ℃きざみで温度を調整するだけで、翌日には建物内のすべての部屋が快適な空間になります。「以前、朝寒い日はエアコンを何回か入れることもあったが、『サーマ・スラブ』を導入してから、ほとんどエアコンを入れずに過ごしていた」と菊地先生はこの冬を振り返りました。過ごしやすい室温の維持に貢献する「サーマ・スラブ」。やさしく健康的な暖かさで、子どもたちと先生たちの暮らしを包み込んでいます。

認定こども園『エデュカーレ城之内』
サーマエンジニアリング(株)
お問い合わせ
0120-571-456
執筆者
八木侑子

2・4面担当のパステルIT新聞編集スタッフ。ライティングだけでなくデザインも担当しています。

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