ブログの写真掲載で会話弾む機会づくり 保護者との良い関係性を築く

毎日更新するブログ記事には1枚1枚こだわりの写真を掲載。松本副園長がカメラを構えると「撮って! 撮って!」と園児たちが笑顔で集まってくる
Webサイトの更新は、保護者とのコミュニケーションや採用につながる大切な仕事だという考え方が広まってきました。FacebookやInstagramなどのソーシャルメディアを取り入れ、更新を楽しむ先生方も増えてきています。

 保護者や子どもたちとより楽しい交流がはかれるように。教育理念やカリキュラムに共感した上で入園してくれる流れがつくれるように。この園が好き、この園で先生として働きたいという人材と巡り会えるように。こうしたことが実現できればと思いながら、日々楽しくWebサイトの更新をしている先生は多いことでしょう。(学)小沢学園南八幡幼稚園(静岡県静岡市)では、2016年6月にWebサイトをリニューアル。サイト内にブログ機能も取り入れ、園内で職員自身が記事を更新できるようにしました。それから、ほぼ毎日ブログを更新しています。

 ブログの更新で、保育者の悩みの1つとなっているのが、掲載写真に登場する園児の平等性について。同園では、ブログを開始した当初、登場回数を数えて園児名簿に記入し、管理していたそうです。しかし、それは半年でやめました。「園児の登場回数について、意外に保護者からの意見はなかった。そこに労力をかけるよりも、掲載してほしい場合には、『写真撮って!』とカメラの方に行くように子どもに伝えてほしいと話している」と、自身も一眼レフカメラで写真撮影をし、ブログ更新している松本幸真副園長は語ります。それから行事などで、「ほら、カメラに写ってきな。ブログに載れるかもよ」と子どもに話しかける保護者が増えたようです。松本副園長は「そのような場面で撮影した写真は積極的に載せている。実際、積極的にカメラの前に来てくれた方が、園児たちの表情はとても良い。また、『遠く離れたところに住む祖父が楽しみにブログを見てくれている』という話を保護者から聴いた日には、その園児の写真を載せたこともある。ただブログを更新するだけでなく、『ブログに載せてね』という会話から発展して運用することで、保護者と良い関係を築く1つの流れができた」と語ります。

目的別にSNSを使い分け

インスタ映え写真で「いいね」集まる

 同園では、Webサイトやブログの他に、FacebookとInstagramも運用しています。Facebookは、ブログを更新したら自動的に投稿されるように連携。Instagramは、スマートフォンで撮影した写真をアプリで加工し、雰囲気のある写真をよりリアルタイムに公開するようにしています。

 「Instagramを運用してみて、保護者よりも一般の人がフォローしてくれる方が多いことがわかった。そのため、FacebookはWebサイトを見てもらう機会を増やせるように、Instagramは地域の人も含めて自園を知ってもらうように運用している」と松本副園長。誰に何を伝えたいのかという目的、どのツールをどのように活用するかという戦略を明確にすることで、保護者や地域の人々との良好な関係性づくりに効果を実感できるようです。

学校法人小沢学園 南八幡幼稚園
執筆者
鈴木あゆみ

パステルIT新聞編集長。特集の企画・ライティングほか、紙面全体の編集を担当しています。

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