「親子で考えよう! スマホとの上手な付き合い方セミナー」は、渋谷ヒカリエに本社を置くLINE株式会社の社内カフェで開催されました。参加者は未就学児の親子21組42名。保護者の関心は高く、定員はあっという間に埋まりました。
講師は教育機関におけるネット安全教育の草分け的存在、NPO法人イーランチの松田直子理事長。セミナーはワークショップ型で行われ、スマホ利用に関する統計データによる気づきを起点に、スマホとの日常的な関わり方を振り返りながら、上手に付き合うための具体的なルール案を書き出すまでに至りました。
「家事で忙しいとき、公共の場で、ぐずる子どもを何とか静かにさせたいときに大助かり。ただ、親の都合だけでスマホを渡してしまっていることに罪悪感がある」「子どもはスマホで楽しく遊ぶが、低年齢からの利用に悪影響がないか心配」。互いの言葉に共感し、何度も頷く母親たち。使用時間を決める、姿勢にも注意する、一人では使わせないなどのルールのほか、良質な知育アプリを選ぶ、ロックやフィルタリングの設定もするという、具体的な対策についても意見が交わされていました。「単に時間を潰すためのおもちゃではなく、子どもにとっても役立つものとして認識させたい。そのためには親がスマホをどう使うのか。その姿を見られている意識を持たなければ」。20代の若い母親は、真剣な眼差しで語りました。
園でも問題と対策共有を
スマホのある暮らしが子どもたちにも当たり前になってきた今、その成長に与える影響やスマホに依存する子育て(スマホ子守り)への危惧、サービス課金や破損による損害など様々なリスクと対策も知っておく必要性が高まってきました。
世界で4億9千万人以上の利用者を誇るLINE。これを運営するLINE株式会社は、事業者としての責任と役割を強く認識し、問題にいち早く対応するべく今回のセミナーを企画しました。
また、子ども向け動画配信アプリ「LINE KIDS動画」の提供も始めています。これは厳選した30タイトル・1,500本以上の良質な動画を楽しめるだけでなく、「チャイルドロック」や「視聴時間履歴」などの機能を盛り込み、親子で安心して利用できる設計です。
スマホの安心・安全活用は、子どもたちと保護者の新たな問題として、園でも実態を把握し、啓発や対応に努める姿勢が必要かもしれません。
LINE KIDS動画
1~6歳の未就学児と保護者を対象に、親子で安心して楽しめる動画コンテンツを安心・安全に利用できる工夫も凝らした動画配信アプリです。
無料で試聴することができます。