Q.今月のお悩み
「インターネットで検索すると、過去に開いたことのあるサイトの広告がずっと表示されます。付け回されているような気分になるのですが、プライバシーを保護しつつ検索できる方法はありますか?
プライバシー重視検索エンジン登場 選択肢広がる
2021年5月19日、Microsoftは、Windows 10におけるInternet Explorer 11(以下IE)のサポートを2022年6月15日に終了すると発表しました。Windowsの標準ブラウザとして長く利用されてきたIEも、いよいよ終焉が近づいています。
インターネットの利用者にとって、検索は毎日欠かせない機能ですが、Googleなど無料の検索エンジンの多くは、広告収入のためにユーザーデータを収集し、その情報を第三者へ提供しており、近年これには批判が高まっています。
こうした中、広告などのブロック機能を内臓したブラウザ「Brave(ブレイブ)」を提供するBrave Softwareは、検索エンジン「Tail cat」を買収。これを基盤とし、6月23日プライバシーを重視した検索エンジン「Brave Search」のベータ版を公開しました。
Brave Searchは、「ユーザー追跡に依存するGoogle ChromeとGoogle検索に代わる業界初の独立したプライバシー保護手段を構成する」と意気込み、ターゲット広告を排除しています。ユーザーの行動は記録されず、プライベートが保証されるということです。今後は、広告を非表示にできる有料版の検索も提供される予定とのこと。
現在は、パソコンやスマートフォンでBraveをダウンロードするほか、利用中のブラウザで「search.brave.com」にアクセスすることで利用が可能です。新たなサービスの選択肢は増えています。自分に合ったサービスを使っていきましょう。