評価・賃金制度のポイント2

執筆者
大嶽広展

株式会社船井総合研究所
保育事業コンサルティングチームリーダー

保育園の組織改善、オペレーション体制の整備・保育所新規開設支援で多くの成功を導き出している。NHK「おはよう日本」他出演多数。
【問合】03-6212-2931

 前回お伝えした評価制度ですが、ケースによって導入したものの機能しないことがあります。一番多い失敗例が、「とりあえず、他の法人の制度をそのまま導入してみる」というケースです。本来、経営理念や方針、ビジョンは法人によって異なりますから、同じ評価制度などあり得ないのです。私の顧問先の法人でも、こうしたケースがありましたが、全く職員に定着せず、逆に混乱を招いたことがありました。よって、評価制度を導入するに当たって大切なのは、

(1)目的を明確にする
(2)その園らしい評価制度を構築する
(3)その評価制度を徹底して職員に浸透・共感させる

というステップをしっかり踏むことであり、特に(1)の目的を明確にすることが大切なのです。

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