京浜工業地帯の端にある川崎ふたば幼稚園。樹木が多く、ログハウスやツリーハウスに暖かい木の温もりを感じます。
幼稚園は社会の縮図であるべきという考えのもと、新しいものを意欲的に導入する同園。遊びの一環としてのコンピュータ導入や、園長による指導要録システムの開発などが行われてきました。
今年度力を入れているのが「秩序の心地よさ」と「傾聴」。「ルールを守ることの気持ちよさを伝えたい。また、この頃の子どもたちは自己主張できるが聞くことができない。個を大事にしすぎたせいか自分さえよければいいという印象を保護者からも受けるので、傾聴を重視したい」とのこと。もう一つは「科学する心」。「なぜだろう?どうすればいいんだろう?」という心が内側から湧いてくるように、みんなで一緒に考える工夫をしています。秩序やルールがあり、人の言葉に耳を傾けることで初めて真の自由を楽しめるという発想です。iPhoneを首から下げ、「今はiPadをどう保育に活用するかを考えている」と満面の笑顔で話す小川園長。園長のワクワク感がそのまま形になっているようです。子どもたちがiPadを手に楽しく遊ぶ日も近いことでしょう!