情報共有と習慣づけが大事

執筆者
西畑恭二

株式会社ニシハタシステム 代表取締役
大手OA機器メーカーのマネージャーとして企業提案型営業を経験。
現在、全国各地で防災の講演を行う。緊急地震速報・IP無線機の普及で導入実績全国No.1。

IP無線機で連絡を取る八幡園長

 (学)八幡学園名古屋西幼稚園(愛知県名古屋市)では、(株)ニシハタシステムが提供するGPS付きのIP無線機を導入し、主に送迎バスとの連絡手段に使っています。「災害時にもつながりやすく、ボタン1つで一斉に連絡でき、園児を守ることができる」と語るのは八幡園長です。以前は連絡手段に携帯電話などを使っていましたが、震災時に保護者との連絡が取れず、一晩中園児を預かったという他園の話を聞き、非常時でも通信規制を受けずに連絡が取れるIP無線機の導入を決意したそうです。

 また同園では、10年以上前から地震速報システムを使って年7回程訓練しており、最初は速報音に驚いて泣いていた子も、繰り返しの訓練で落ち着いて行動できるようになりました。今回導入した緊急地震速報発報端末「伝-MINI-」を試験放送した際、年長の園児がすぐに反応し、机の下に隠れたことに驚いたのだとか。「幼児期の出来事は記憶に残る。設備の整備と普段の防災教育が園児を守っている」と八幡園長は語ります。

西畑氏から一言

 その他、園のサイトで災害時の初期対応や連絡先、情報収集の方法を掲載しており、保護者の安心につながっているようですね。

名古屋西幼稚園
(株)ニシハタシステム

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