2月5日の子ども・子育て会議で公定価格(案)が発表されたのと同時期に「2.27%の介護報酬の引き下げ」が決まったことが前回までの話。介護保険制度がスタートしたのは2000年。いよいよ今年、介護保険制度をモデルにした子ども子育て支援新制度がスタートします。介護業界と子育て業界の市場環境の決定的な違いは、以下の2点です。
- 利用対象となる母数の大小
- 近い将来における利用対象の増減
待機児童は大都市圏の一部地域を除いて2019年には激減し、対象となる利用者は減少するでしょう。つまり、新制度の給付の自然減が起こるのが子育て分野なのです。従って介護業界と同じことが起こるとは言えませんが、梯子を外されないとは断定できないのです。