保育支援システム「うぇぶさくら」を導入【みなみ野敬愛保育園】
人的ミスとトラブル防ぐ 余白つくり、理念を実現

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22もの豊富な機能と使いやすい画面設計が特徴
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 (社福)敬愛学園は保育支援システム「うぇぶさくら」の前身である「さくらしすてむ」を2017年に導入。従来の紙をベースとした業務を見直そうと法人全体でICT化に取り組みはじめました。

この記事のポイント

  • 従来の紙をベースとした業務見直しのため、保育支援システムを導入
  • 人的ミスや認識違いの防止にも。「登降園管理」「請求管理」「園児情報管理」にシステム活用
  • 保育者が本来業務の保育に専念できる環境づくり



 社会福祉法人敬愛学園がICTにより実現を目指したのは、園児情報や登降園の時間、延長保育の請求関連をデータベース化し、且つ活用しやすいしくみづくり。現在は、運営する11の保育園で㈱エステムが提供する保育支援システム「うぇぶさくら」を導入。園業務に必要な機能を網羅する同システムを活かし、園児情報の管理や保護者連絡(メッセージ送受信)、保育料請求や連絡帳作成など、日々の業務を一元管理しています。

 みなみ野敬愛保育園の園長で法人のIT化を推進する高橋伸哉園長は従来の紙を基本とした運用について、「紙は入力・転記ミスや更新し忘れといったヒューマンエラーが起こりやすい。作業や伝達に時間がかかり、活用しにくいという側面があった」とふりかえります。

保育者が保育に専念できる環境を

 高橋園長は中でも課題に感じていた「登降園管理」「請求管理」「園児情報管理」にシステムを活用。これまで手書きで記入していた登降園時間は保護者がQRコードをタブレットにかざすだけで記録され、月末の請求金額に自動で反映。園児情報も「保護者入力フォーム」という専用のフォームに保護者が入力し、確認し承認をするだけで簡単に取り込めるようになりました。

 さらに、システムが「うぇぶさくら」に刷新されたことで連絡帳機能が追加され、保護者もアプリを利用できるようになりました。忙しい朝も移動中などのすき間時間に連絡帳を入力でき、アプリを通じた欠席連絡も園側で確認する登降園データに自動反映されます。保護者はアプリから自身の打刻状況を確認できるため、延長保育料請求時の認識違いの防止にもつながっているといいます。

高橋園長

 「子どもが生まれながらにして持っている“育とう”という意欲と力をどう引き出せるか。それが敬愛学園職員のあるべき姿。保育者が本来業務の保育に専念できる環境をつくっていきたい」と高橋園長。理念の実現にICTは欠かせない土台となっているようです。

社会福祉法人敬愛学園 みなみ野敬愛保育園

「人を敬い、すべてのものを愛しむ」を理念に自然豊かな地で子どもの心や感性を伸ばす保育を展開。ICTの他、労務管理等のDXに注力。
https://www.keiaigakuen.com/hoikuen/minamino/

執筆者
服部由実

編集長。企画・取材を担当。IT企業の広報部門に所属し、社外広報や採用活動に取り組んでいます。

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