「ボトルを使わない」水道直結型・給水型ウォーターサーバーでSDGs促進

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(左・右上)水道直結型の設置は既存の水栓に分岐金具を取り付けるだけ。(右下)マイボトル運動で年間約8.1万本の水筒を配布(2022年6月期)
 マイクロプラスチックによる海洋汚染や人体への影響が近年問題となる中、ボトルを使わない水道直結型・給水型のウォーターサーバーやマイボトルの利用推進に注力するウォータースタンド株式会社を取材しました。
    この記事のポイント

  • 高性能フィルターで有害物質や臭い、微細なウイルスや病原微生物を除去
  • ミルクや離乳食づくりの時短や園児・職員の水分補給、熱中症対策にも!
  • ボトルフリーのウォーターサーバーでSDGsの意識を高めよう



 ウォータースタンド㈱が水道直結型・給水型に力を入れ始めたのは10年前。災害対策の面からボトル式ウォーターサーバーの需要が高まる中での決断でした。

 その理由はSDGs。ボトル式の場合、プラスチックごみが発生することやボトル配送時・焼却処分時にCO2を排出することから、環境への負荷が懸念されていたためです。

 同社が提供する水道直結型・給水型ウォーターサーバー「ウォータースタンド」はサーバーに水道水をろ過するフィルターが備えられ、JISが定める17項目の有害物質や臭い、微細なウイルスや病原微生物を除去。ボトルフリーで安全な飲料水を味わえます。フィルター交換も半年に1度と配送頻度が少なく、CO2の削減につながっているそうです。

タンク内や注ぎ口はUV-LEDで自動除菌

 さらに、抽出温度は冷水・常温水・温水があり、機種によって抽出量や温度を設定できることも魅力の一つ。ミルクや離乳食づくりの時短や園児・職員の水分補給、熱中症対策に役立てている園もあるそうです。

 同社は地球環境への負荷を軽減しようと、「2030年までに日本の使い捨てプラスチックボトルを30億本削減すること」をミッションにボトルフリープロジェクトを推進。産学官と連携し誰もが使えるウォータースタンドを無償で提供したり、SDGsを学ぶ出前授業を実施したりしています。

 同社東海支社の宮崎浩氏は、「国内で生産されるペットボトルは234億本(2021年度)。うち10%は回収されず海洋汚染の原因になっている。マイボトルを持ち歩く文化をつくっていきたい」と語ります。

 日常利用するアイテムが園児や職員の健康だけでなく、未来のための行動につながる。ウォータースタンドはそうした好循環を描く一つの手段となりそうです。

ウォータースタンド株式会社(埼玉県)

浄水型ウォーターサーバーを提供。産学官と連携し、誰もが給水できるウォータースタンドを設置するなど気候変動とプラスチックによる環境問題に幅広く取り組んでいる。

ウォータースタンドは月額3300円~。1か月間お試し利用も可能。

執筆者
服部由実

編集長。企画・取材を担当。IT企業の広報部門に所属し、社外広報や採用活動に取り組んでいます。

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