IP無線機が日常の一部に園全体で密に情報共有 保育の幅が広がる

保育中は手放しで邪魔にならないコンパクトサイズ 分厚い手袋でも簡単に押せる通話ボタンが好評
むつみ幼保連携型認定こども園は、子どもが自由な発想で遊び、主体的に生きる基礎を育むことを教育方針としています。保育活動中の職員連携の要は、㈱ニシハタシステムのIP無線機でした。

 毎日、自分の好きな時間、好きな場所へ出かける子どもたち。保育活動中、職員同士の連携は必須です。同園では、10台のIP無線機を活用し、人数確認や誰がどこにいるかの確認、応援要請など、園内の情報を密に共有しています。

 「ボタン1つで全体につながる手軽さや、電話では実現できない素早い・情報伝達力に魅力を感じた。IP無線機を知ったとき、電話でやりとりしていた頃は想像もしなかったコミュニケーションが生まれる期待があった」と味水事務長は導入前の印象を語ります。

 使い始めると、『〇歳児〇人が広場に行きます』『帰っている途中です』『お迎え来てください』というやりとりが一斉にできるようになり、職員からは『使い続けたい』『もっと台数がほしい』という声が出るほど、むつみの保育に合っていたそう。また、携帯電話の電波が通じればどこでも使えるため、外遊びの多い同園に合っていたといいます。

 「『子ども主体の保育』に必要な環境づくりが重要となる中、園全体で状況を共有することで、死角が減りより大きな活動ができるようなった。職員同士のコミュニケーションによって保育の連帯性・連続性が生まれ、園児の活動の幅や可能性を広げるのに役立っている」と味水事務長。子どもたちが生きるための基礎を育む環境にますます力を入れる同園でした。

導入園の声 むつみこども園(秋田県横手市)

自ら考え、自ら行動し、生きていくための基礎を育てる

執筆者
芦川桃香

取材・執筆を担当。地方IT企業の広報目線で、地元企業の採用活動やオンライン配信などを支援。

注目の話題