情報管理のクラウド化の一方で予期せぬ障害 事業継続計画の見直しも

Q.今月のお悩み

園内の文書管理や園児データの管理も徐々にクラウド化が進んできました。その反面、予期せぬ情報漏えいが心配…。知っておいた方がいいトラブルや対策はありますか?

A.予期せぬ障害 事業継続計画の見直しも

2020年、IPAが発表した「情報セキュリティ10大脅威(組織版)」では、「標的型攻撃による被害」が昨年に続きトップになりました。また、注目すべき脅威として、「予期せぬIT基盤の障害に伴う業務停止」が昨年16位から6位に浮上。これは自然災害や人為的ミスにより、組織が使用しているネットワークやクラウドサービス、データセンターなどのIT基盤に予期せぬ障害が発生し、長時間にわたりサービスが利用できなるケースのことです。サイバー攻撃とは異なるものの、大規模なシステム障害が事業に与える影響の大きさから、リスクの洗い出しや実現可能な具体策など、BCP(事業継続計画)を見直すことが求められるようになりました。

 

執筆者
服部由実

編集長。企画・取材を担当。IT企業の広報部門に所属し、社外広報や採用活動に取り組んでいます。

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