iPhoneの写真アプリを開き、写真を下から上にスワイプすると、位置情報などの詳細情報が表示される
Q．今月のお悩み
スマホで写真を撮影すると、撮影場所の地図が表示されます。SNSにアップロードすると、自分の住んでいる場所が公開される危険はありますか？
A．位置情報を自動削除してくれるSNSもあり。
スマホの写真には、日時や画像解像度、カメラの設定のほかに位置情報も記録されます（ExiF情報）。撮影場所をマップ上でも確認できて便利な機能ですが、知らずにインターネット上に居住地を公開しているかもしれません。
X（旧Twitter）やInstagram、Facebook、LINEでは、投稿された写真の位置情報が自動で削除されます。ただし、すべてのSNSで自動削除されるわけではないため、事前にサービス内容を確認しておきましょう。また、メールやWordPress（ホームページの作成ツール）に添付した写真の位置情報は削除されません。
写真に位置情報を記録したくない場合は、設定で位置情報サービスをオフにしましょう。iPhoneの場合は[設定] →[プライバシーとセキュリティ]→[位置情報サービス]で、カメラアプリの設定を「位置情報の利用を許可しない」にすれば位置情報が記録されません。過去の写真の位置情報を削除したい場合は、「Photo Secure」などのアプリを使う必要があります。
位置情報のほかに写真に写り込んだ風景から場所を特定される危険もあります。SNSに投稿する前に、写り込んだ人やもの、公開範囲にも注意を払いましょう。
