子どもの運動不足が深刻に

体育教室を楽しむ園児の様子
早稲田大学 人間科学学術院 教授の前橋明先生によると、外出自粛の影響で、子どもの体力低下・安全能力の低下が懸念されているようです。生活に運動を取り入れ、身体活動量を増やす働きかけが、今、求められています。

 子どもたちの日中の活動や運動が制限され、身体を存分に動かす機会が減っています。運動不足がもたらすものは、体力低下だけではありません。例えば、転びそうになった時、「手を出す」「全身の筋力で踏ん張る」という保護動作や安全能力の低下を引き起こします。これらの能力は、あそびや運動体験で身体を十分に動かすことによって育つもの。

 全国の園で幼児体育指導を行ってきた株式会社ジャクパのもとには、園を再開した指導園から、「疲れやすくなっていた」「少し走っただけでも転んで捻挫や骨折をする子どもが多くなった」という声が寄せられています。

 散歩やボールあそび、リズム運動だけでは、成長期の子どもにとっては不十分。アクティブに動いて、深く呼吸をし、ドキドキと心肺機能が高まるような運動あそびが必要です。幼少期にしっかり身体を動かす習慣を生活に取り入れていくことが、今、求められています。

前橋 明 先生 プロフィール

日本幼児体育学会 会長。国際幼児体育学会 会長。日本レジャー・レクリエーション学会 会長。株式会社ジャクパ顧問。

同社では園児の健康な体づくりのための体育指導を実施! デモレッスンをご体感ください。
問合せ:https://www.jacpa.co.jp/kindergarten/contact
執筆者
服部由実

編集長。企画・取材を担当。IT企業の広報部門に所属し、社外広報や採用活動に取り組んでいます。

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