「保育博」は園の開設や日々の運営で必要なサービス・備品が全国から集まるビジネス商談見本市です。さらに、保育者の学びの場として、経営や保育に役立つセミナーが多数開催され、2019年の初開催時には来場者の84%以上から「次回も来場したい」と高い評価を得ています。
続く2020年は、11月26日・27日に新宿NSビル(東京都新宿区)にて開催予定。新規出展者64社を加え、業務効率化や防犯・見守りを手助けするシステム、設計、建材、家具、園庭などの大型商材、学習教材・教育サービスなど、115社・団体が出展します。セミナーは昨年よりも各回の定員を削減するなど、3密を回避しながらも、2日間で16本ものセミナーを予定しています。業界の著名人による保育の在り方や園のマネジメントに関する内容から、STEAM教育や音楽教育、食育、体育、危機管理まで、園経営や日々の保育に役立てられるようなテーマが目白押しです。
中でも目玉となるテーマは、乳幼児教育学や保育学の専門家 大豆生田啓友先生による「新時代の保育の質向上と人材育成のマネジメント」(26日)。元幼稚園教諭である大豆生田先生が人手不足時代における保育の在り方、人材育成のキーワードを語ります。
さらに同日には、そのユニークな園舎から、〝世界で最も楽しい幼稚園〟と評される学校法人みんなのひろば ふじようちえん(東京都立川市) の加藤積一園長が登壇。建物を子どもが育つための道具であり、環境と捉える加藤園長が園舎に凝らした工夫は国内外から視察が殺到するほど。
また、トークセッション「保育業界の時流予測&経営2020~ウィズコロナ時代に業界の先駆者は何を考えるか!?~」(27日)も見どころの1つです。コロナショックにより、保育園・幼稚園経営も様々な変化が起こりました。その変化を的確に捉えるとともに、加速する少子化とどのように向き合うか、未来に向けての経営指針を業界を代表する2人の経営者と(株)船井総合研究所の大嶽広展氏が語ります。