園の先生が語るコラム ICTで変わる園業務「園の”紙文化”を見直していく」

スーパーキッズ保育園Ritz(東京都江東区) 園長 熊谷 律子先生
園の先生が語るコラム「ICTで変わる園業務」より、今回はスーパーキッズ保育園Ritz(東京都江東区)の熊谷 律子先生のコラムをお届けします。

 2017年から登降園管理や保護者への連絡、バスの運行状況の確認にICTを活用しています。10社以上のシステムから弊園が選んだのは「キッズダイアリー」。園の困りごとに目を向けた設計や自由自在にカスタマイズできるという使いやすさが決め手です。

 導入前は、特に副園長や主任が連絡帳を書くのが大好きで、手書きの温かさを大切にしていたので、ICT化に前向きではありませんでしたが、何事も使えるようになるにつれ、楽しくなってくるもの。今ではベテランの先生だけでなく、これまで連絡帳に関わる機会の少なかったパート職員も、「子どもの様子を知りたい」「保護者に伝えたい」と積極的に活用しています。

 連絡帳には「検温」「食事」「午睡」「排泄」といった項目があり、例えば食事であれば「3分の1残し」など、現場でよく使われている言葉を選択式で入力する仕様です。さらに連絡帳に登録されている園児それぞれのアレルギー情報も給食の献立と連携しているため、安心して利用できると職員からも好評。入力した情報は一覧表で確認でき、全員に一斉配信できるため、現場の保育士が必要とする情報の共有にも便利です。

 ICT導入によって、今まで40名近くの連絡帳を記入するのに2時間かかっていた時間は1時間弱になりました。空いた時間は、子どもと関わる時間や制作の時間、職員の休憩時間として有効活用しています。導入前後で、職員の意見も180度変わり、紙の連絡帳を廃止するなど、今までの”当たり前”に大きな変化がありました。

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