園の先生が語るコラム ICTで変わる園業務「読書通帳機で子どもの学びを貯金」

園の先生が語るコラム「ICTで変わる園業務」より、今回は認定こども園みのり幼稚園(静岡県牧之原市)の園長 森川 道晃先生のコラムをお届けします。

 2019年5月、幼稚園・保育園・こども園では全国初となる図書管理システム「読書通帳機」を導入しました。本に貼り付けた専用のバーコードシールを読み取り、通帳を読書通帳機に通すだけで借りた本のタイトルや貸出日を記録。読書履歴を可視化することで、読書意欲が高まると公立の図書館や学校図書館で導入されています。1年前、教育関係者向けのセミナー&展示会「New Education Expo」に参加したときに初めて知りましたが、これは絵本を読みたいという園児の意欲を引き出すとともに、絵本のタイトルなどを正確に記録できる、とてもよいシステムだと思いました。人の記憶は曖昧なもの。こうして形に残ることは、「未来の自分への贈り物」になります。

 当園では園のオリジナルの読書通帳を園児ごとに発行。通帳にはICタグが埋め込まれているため、個人認証が可能です。書籍情報と紐づいた専用のバーコードシールを絵本に貼り付ける必要がありますが、貸出状況をリストで管理し、園児に控えを渡すといった従来の管理業務の負担減につながります。

 読書通帳は、自分がどんな知識や感動と出会ったかという思い出の記録です。将来、この記録が、記憶と感情を呼び起こし、継続して本に触れたり、次代に語り継いだりするきっかけになればと願っています。

認定こども園みのり幼稚園
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