「GrapeSEED」の幼児英語教育を導入 未来に活きる言葉の力を獲得

年中、年長ともに20名2クラスで英語教育活動を実施。講師と園児たちはすべての意思疎通を英語で行い、体を動かしたり歌を歌ったりしている
情報化社会が発展し、世界との距離が近くなった今、子どもたちの未来を見据えて、(学)明青学園明青幼稚園(千葉県八千代市)では言葉の教育に力を入れています。毎日幼児英語教育を実施する同園の西村園長に話を伺いました。

 明青幼稚園では、言葉でコミュニケーションをはかること、多様性を認めることを大切にし、日本語教育と英語教育、さらに絵本を通じた国際理解教育に力を入れています。絵本を読む前には、図鑑などを用いて作者の出身地やその国の理解を深めています。読んだ後にはサイドストーリーを考えたり、登場人物に手紙を書いたりするなど、絵本から発展した取り組みを実施することもあります。「言葉の感覚を身に付けることで、次の思考力へと発展する。言葉というツールを手に入れてから、次に何をするかが大事」と語るのは、西村誠之輔園長です。

 同園では、2017年4月に幼児英語教育カリキュラム「GrapeSEED(グレープシード)」を導入しました。そもそも、英語教育活動を始めたのは、2016年から。当時は週に1回、自作のフラッシュカードなどを使って英単語に親しむ活動をしていましたが、その方法では目指している英語でのコミュニケーションが身に付かないと、限界を感じたと言います。

 そんな折、グレープシティ(株)が提供する幼児英語教育カリキュラム「GrapeSEED」実施園を見学する機会を得ました。そして、英語でコミュニケーションをする園児の姿に衝撃を受けたそうです。これを機に、毎日の積み重ねで培う英語教育の導入を決意。一斉保育の時間を1時間捻出するために、園バスを増やし、登園時間を短縮しました。「毎日大人が発する言葉は子どもたちに響いている。日々の生活の中で英語を染み込ませていく教育に価値を感じる」と西村園長は語ります。

 導入1年目は、年中クラス、年長クラス、小学校1~4年の子どもたちを集めたアフタースクールの計3クラスでスタートしました。2年目となる今年は、小学校1年生になった卒園児の約8割がアフタースクールに継続して通っています。八千代市は小学校1年生から英語活動を実施中。園での学びをベースに卒園後も英語に親しむ子どもたちの報告が聴かれます。

まわりの大人も視野を広く

笑顔が素敵な先生たち

 西村園長は、同園のWebサイトや保護者会などで、社会や教育を考えるニュースや話題を積極的に取り上げます。「情報化社会で様々な情報を入手できるようになったが、世界中で日本語の情報はほんのわずか。英語がわかるようになると、アクセスできる情報量は圧倒的に増え、その分多様性を受け入れ、多角的な思考ができるようになる」と西村園長。

 また、ネイティブの英語講師は常勤で、園の生活に溶け込んでいます。子どもたちを育む先生や保護者もまた、日々の生活の中で国際人を目指し、視野を広げています。

明青学園明青幼稚園

執筆者
八木侑子

2・4面担当のパステルIT新聞編集スタッフ。ライティングだけでなくデザインも担当しています。

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