経営者も新人先生も。全員にプレミアムな1日を 「保育博」6月開催決定

保育博企画立案者の坂東奈美子さん(写真中央)とプロジェクトメンバーの皆さん
 2019年6月、業界初となる保育・教育ビジネス&サービスに特化した見本市「保育博」が開催されます。業界の底上げを図るチャレンジの裏側には、「先生に恩返しをしたい」という想いがありました。

 「保育業界を対象とした展示会は業界初の試みで、当初、社内では企画が成立するとは思われていなかった」と話すのは、保育博2019事務局(メッセフランクフルト ジャパン株式会社)の坂東奈美子さん。2019年6月7日(金)・8日(土)に、新宿NSビルイベントホールにて開催される「保育博2019」の企画立案者であり、統括マネジャーです。

 保育博は、保育園、幼稚園、こども園の開設や日々の運営で必要なサービス・備品が一堂に集うビジネス商談見本市。日々、子どもたちと向き合うことで忙しい保育者や園経営者が、効率よく情報収集や新製品・サービス導入のための商談ができ、日々の園経営のヒントを得られる貴重な2日間です。製品の展示のみならず、業界の最先端を学ぶセミナーや日々の業務に役立つエデュケーショナルセミナー、ワークショップを予定しています。

親から先生への恩返し

 幼児教育の無償化や企業主導型保育所の開設増加により、新しい商材・情報を収集する場や、園の開設・経営のヒントを得る場の必要性を感じていた坂東さんには、保育博開催に込めた願いがもう1つありました。

 「私自身、今年、小学校に入学した男の子がいる。兄弟もいるので、10年間も園にお世話になった。家族や園の先生、様々な保育サービス業の皆様のおかげで、育児と仕事を両立して、一番手がかかる時期を乗り越えることができた。今度は『展示会』という自分の仕事を通して、先生方や保育業界、そして育児と仕事の両立を頑張る人々に貢献できるのではないかと思った」。

 さらに、保育者だった坂東さんの母親が、これまで研修のために展示会に足を運ぶも、園に向けた製品・サービスはほんの一部だったと話していたことも企画立案の背景にありました。

 「忙しい園の先生たちが丸1日来場すれば、見たいものが全部見られるようなものをつくりたい」という坂東さんたちの想いに共感し、保育博には初の試みにも関わらず100社もの出展者が賛同。セミナーでは、話題の園の経営者や経営コンサルタントが集まり、これからの園経営を講演する他、保育現場におけるIoTやICTの活用法、園の危機管理や危機意識、発達段階に応じた効果的な体育遊びなど、多様な専門家が日々の保育に役立つヒントを講演します。

 「業界の底上げが私たちの役目。経営者だけでなく、この春から働き始めた新人先生にも参加してほしい。明日からの園生活が明るくなるはず」と坂東さんは語ります。

 Webでの事前登録または同封の招待状持参で無料で参加できます。

公式サイト
執筆者
服部由実

編集長。企画・取材を担当。IT企業の広報部門に所属し、社外広報や採用活動に取り組んでいます。

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