4コマ漫画わかば先生 Vol.106「ウイルス被害拡大させ中!?」編

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 私用のパソコンやUSBなどを業務使用することはセキュリティ上、大きなリスクがあります。園内でルールを周知する、ウイルス感染したら直ちに担当者に連絡するなど職員のセキュリティ意識を高めることが大切です。

USBメモリによるウイルス感染

 ウイルスに感染しているパソコンにUSBメモリを差し込むとUSBメモリもウイルス感染します。自宅で使用しているパソコンがウイルスに感染している場合、そこで使用したUSBメモリを園内に持ち込むことは非常に危険です。

 漫画では、USBメモリを複数のパソコンに差し込むことで被害が拡大しましたが、ひとつのパソコンにウイルスが感染しただけで、園内ネットワークを通じて自動的に他のパソコンに被害が広がる可能性もあります。

 今の時代は、非常に巧妙な手口が増えており、完全にウイルス被害を防ぐことは難しい状況です。重要なのは、実際に被害を受けた時に被害を拡大させない対処です。ウイルスソフトの常備は当然のこととして、今後はそれを扱う職員の認識不足や不注意を解決するために園内のルールづくり、職員への情報共有、園内研修などを通して、職員教育を実施しましょう。

情報セキュリティ啓発教材の活用

 セキュリティソフト「カスペルスキー」のサイトでは、セキュリティ啓発教材「ネットの『あやしい』を見きわめよう」を無料でダウンロードできます。ワークショップ形式でカードを使いながら「情報漏えい」「不正侵入」「成りすまし」「フィッシング詐欺」「金銭の搾取」といった様々なサイバー犯罪から身を守る方法を学べます。中高生向けにつくられたものですが、これから研修をはじめる園でも活用できそうです。年末に向けてウイルスは増えるといわれています。教材を活用して情報セキュリティの意識を高めていきましょう。

カスペルスキー-情報セキュリティ啓発教材
執筆者
長谷川恭子

新聞立ち上げスタッフとして紙面デザインを監修。4コマ漫画「わかば先生」を中心に挿絵などを担当します。

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