同園は、「子どもが変わり、保育者が変わり、保護者が変わる」という考えのもと、教育活動に取り組み、園児・保育者・保護者みんなでつくり上げる行事が満載です。「毎年恒例の聖誕劇(イエス誕生の演劇)では、園児が保護者に披露するという感覚ではなく、園児自身が楽しみ、心の養いや育ちにつなげている。また、年長が参加するお泊まり会では、年少・年中の園児たちには内容を内緒にしているため、彼らは年長になるまですごく楽しみにしている。これらは保護者の協力のもとに成り立っている」と語るのは、棚橋千恵美副園長。行事1つひとつに、保護者の理解が得られていることがわかります。
園と家庭が一体となって園児の育ちを共有するために、おたよりや行事の写真集などの印刷物は欠かせません。しかし、丁寧な情報共有を実践しているため印刷枚数は膨大。おたよりのうち、折りやステープル留めをする印刷物が4分の3を占めています。
そんな同園の印刷物づくりの頼もしい相棒が、理想科学工業(株)の高速カラープリンター「オルフィスGD」です。オプションのフィニッシャーと紙折りユニットも導入することで、パンチ、ステープル留め、紙折り作業が全て自動化できました。
事務員や先生からは「写真の再現性が高まった」「スキャンの性能も良くなってコピーがきれい」と好評で、これまで100冊以上の冊子の丁合い、折り、ステープル留めを複数人で行っていた手間もすべてなくなりました。「複数ページの端をステープルで留めるよりも、中とじの冊子の方が保護者にとって見やすい。しかも、手作業よりも紙揃えやステープル留めもきれいにできる」と棚橋副園長。保護者にとっての見やすさにこだわるとともに、きれいな印刷物をつくろうという情熱が感じられます。
カラー印刷×コスト削減
同園の入園案内には、ポイントとなる部分にカラーのイラストを配置し、読み手の視線の誘導をしています。これも伝えたいことをしっかり届ける工夫として効果的です。
「モノクロだと、イラストも目立たないし物寂しい。本当に見てほしいからこそ、ちょっとしたイラストもカラーで印刷している。それでもやはりコスト削減は大事。オルフィスはカラー印刷の1枚単価が安いので、枚数を多く印刷しても、トータルの印刷費用が削減できる」と棚橋副園長は語ります。
さらに、オルフィスGDの連写機能を活用して、B6サイズのお手紙は、B5サイズの用紙に二面付けして裁断します。用紙代を節約するなど、よりコスト削減できる工夫を追求しながら、今後も保護者との円滑なコミュニケーションを促進する印刷物づくりを実践していくということです。