中村氏は以前、自然学校やスキースクールで子どもたちにスキーを教えていました。そこで子どもたちがいろいろな体験を通して成長する姿を目の当たりにし、未就学児との関わりにも興味を「みまもりGarten」のスライドショー機能を使って「BGMを流したい」「コメントを表示したい」など、これからの活用に先生たちも楽しんでイメージを膨らませています。「先生をもっと知ってもらえれば保護者は話しやすくなるし、それが先生のやりがいや楽しさ持ったのがきっかけで2013年に起業し、保育事業を始めました。「子どもたちにいろいろなことを体験してもらいたい。のびのび成長でき、毎日の登園がわくわくするような、そして何より元気に過ごせる園づくりを目指している」と「のびのびわくわく げんきッズ」という保育理念に通じる合言葉に込められた想いを語ります。
子どもたちが園内での体験を通して成長する姿を写真におさめることにはひときわ強い思い入れがあります。先生たちは納得がいくまでたくさんの写真を撮影し、保護者には行事の有無に関わらず、2カ月に1回のペースで、写真の共有や販売を行っています。複数の園で撮影された写真は、すべて中村氏が管理。各園少なくても300枚集まる写真を、1枚1枚、共有・販売のために選び出しています。4月はまだ園に慣れておらず、朝は泣いて保護者との別れを嫌がる子どもたちがほとんど。子どもの泣き顔を見て仕事に行く保護者の不安を少しでも拭えるように、昼間に見せる子どもたちの笑顔の表情を写真で届けます。さらなる写真共有の基盤づくりのために今年4月に導入したのが、写真共有サービス「みまもりGarten(ガーデン)」です。
導入後、各園で撮影された写真が自動的にサーバーに集約されるので、SDカードを回収したり、メールで送付してもらったりする手間が省けました。5つの園から集まる写真は、カテゴリー別に保存できる機能を活用し、園別に管理しています。今後活用するタブレットを使ったスライドショーは、簡単に設定できるため、帰りには子どもの今日の出来事を写真で保護者に届けることが可能です。
先生のことも知ってほしい
「みまもりGarten」のスライドショー機能を使って「BGMを流したい」「コメントを表示したい」など、これからの活用に先生たちも楽しんでイメージを膨らませています。「先生をもっと知ってもらえれば保護者は話しやすくなるし、それが先生のやりがいや楽しさにつながり、さらにはそれが子どもたちへの接し方にも影響する。楽しくないと仕事も続けられない。写真の共有をきっかけに情報共有の風通しを良くして、子どもたちの姿はもちろん、先生たちのがんばりも保護者に伝えていけたら」と中村氏は語ります。子ども、保護者、先生みんなが伸び伸びと、わくわくしながら元気に過ごせるサイクルの実現に期待が高まります。
6月11日の「IT経営実践フォーラム」の出展ブースでは、実際にデモを見ることができます。