公募・プロポーザルの攻略2

執筆者
大嶽広展

株式会社船井総合研究所
保育事業コンサルティングチームリーダー

保育園の組織改善、オペレーション体制の整備・保育所新規開設支援で多くの成功を導き出している。NHK「おはよう日本」他出演多数。
【問合】03-6212-2931

 まず理解しておかなければならないのは、「なぜ、公募・プロポーザルを行う必要があるのか」ということです。単に施設を増やすことが目的ではありません。しかし、一般的には、一法人(企業)一施設はリスクが高く、一法人複数施設によるメリットの方が総合的に見て大きいと言えます。そのメリットとは、次の3つです。

 (1)財務基盤の強化
 (2)人材の流動的活用
 (3)スケールメリット

 単に事業を拡大するためだけに施設を増やすことはお勧めできません。しかし、持続的な安定成長を考えれば、「力相応」に施設展開をしていくことは将来を考えるととても重要な戦略となります。よって、公募・プロポーザルを行う目的は、この持続的な安定的成長と言えるのです。

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