想像して創造する力育む遊びと学びを 未来つくる子どもたちへ

粘土を丸めてキャラクターや場面をつくり、コマ撮りした写真を並べてクレイアニメに。作品づくりはグループで取り組む。協働して想像の世界をかたちにし、喜びも分かち合う
粘土を丸めてキャラクターや場面をつくり、コマ撮りした写真を並べてクレイアニメに。作品づくりはグループで取り組む。協働して想像の世界をかたちにし、喜びも分かち合う
昨年、10万人の来場者を記録した世界最大の子ども創作イベント「ワークショップコレクション」。今年の開催が8月29・30日に決定し、各方面から注目を集めています。主催者のNPO法人CANVAS 理事長、石戸奈々子さんを取材しました。

 「未来をつくる子どもたちに必要な遊びや学びの場をつくらなければならない」。石戸さんを取り巻くのは、この考え方に共感した教育関係者、博物館関係者、アーティスト、民間企業、地方自治体など様々。広がる人脈が新しい活動を創出しています。そして、それは子どもたちが楽しく遊びながら、古きよき、あるいは最新の「本物」を、「プロ」から直接学ぶ機会に発展しています。

 「これまではより多くの知識を得ることに評価の力点が置かれていた。しかし、情報があふれる社会では、多くの情報から必要な情報を選び、再構築し、新しい価値を生み出す力が求められている。コンピュータには決して代替できない、創造力とコミュニケーション力が今まで以上に大切。それを学ぶ場と道具を提供したい」と石戸さん。近著『子どもの創造力スイッチ!』では、世界の先進的な事例と、これまでの活動が紹介されています。また、その世界を目の当たりにできるのが8月の「ワークショップコレクション」なのです。

子どもたちを楽しませる

 幼稚園や保育園でもタブレットコンピュータの導入事例を見聞きするようになりました。「小学校とは違い、幼稚園や保育園では利用頻度や費用対効果を考えると、必ずしも1人1台でなくてもよい。例えば、クラスにひとつのタブレットを用意し、大型テレビやプロジェクターに接続して、大きな絵本を使った読み聞かせとは少し違ったインタラクティブな読み聞かせを楽しむのもいい。デジタルネイティブである現代の子どもたちを楽しませるための工夫として、粘土やクレヨンなどと並べて、自然にデジタルな道具も取り入れてみては?」。石戸さんはこのように語ります。

石戸奈々子さん

NPO法人CANVAS 理事長/(株)デジタルえほん代表取締役/慶應義塾大学准教授。東京大学工学部卒。MITメディアラボ客員研究員を経てCANVASを設立。起業し、えほんアプリの制作も開始。総務省情報通信審議会委員。一児のママ。

NPO法人CANVAS
ワークショップコレクション
執筆者
鈴木あゆみ

パステルIT新聞編集長。特集の企画・ライティングほか、紙面全体の編集を担当しています。

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