セミナーやワークショップで専門家と考える これからの遊び方・学び方

学芸員の畠中氏(左)と主催者であるCANVASの石戸氏(右)のトークに、教育・博物館関係者、小さな子どもを持つ母親など約30名が耳を傾けた
学芸員の畠中氏(左)と主催者であるCANVASの石戸氏(右)のトークに、教育・博物館関係者、小さな子どもを持つ母親など約30名が耳を傾けた
NPO法人CANVAS(キャンバス)と株式会社デジタルえほん、クリエイティブスペース「amu(アム)」は、メディアと子どもの関係を専門家と一緒に考えるトークイベント「こどもメディアラボ」を共同主催。イベントの様子を取材しました。

 「こどもメディアラボ」は、これからの子どもたちへ何を差し出し、どのような機会を創出すべきかを、専門家と一緒に考える場です。6回目のテーマは「こどもとミュージアム」。ゲストは、NTTインターコミュニケーション・センター(以下、ICC)の主任学芸員である畠中実氏です。

 ICCは、最先端テクノロジーによるメディアアートを展示し、新しい表現やコミュニケーションの可能性を見出しているミュージアムです。ワークショップやシンポジウムなど実践的な活動も行い、2006年からは「ICC キッズ・プログラム」を毎年開催。子どもたちがメディアアートに触れて遊びながら好奇心や創造力を育み、物事の仕組みを獲得するイベントで、今夏で10回目となります。

セミナーやワークショップで専門家と考える これからの遊び方・学び方
「ICC」公式サイト

 これまで、シャボン玉の映像に触って音を鳴らしたり、高解像度カメラを使って裸眼では認識できない小さな文字を書いたりと、視覚、聴覚、触覚などを通して身体が物事の本質を捉える「仕組み」を体感するプログラムが企画されました。「『?』を『!』に変換することがメディアアート鑑賞。体験後の認識が変わるほどに衝撃が大きい仕組みを捉えるには『プロセス』も大切で、メディアアートを通じて、最先端テクノロジーとそれが生まれた過去からの技術のつながりも伝えたい。それが子どもたちの創造力を触発し、基本を応用に発展させる課題解決力が身につくのでは」と畠中氏は語ります。その想いと実践記録は、ICC公式サイトにある年表に詰まっています。

 次回の「こどもメディアラボ」は7月28日、「こどもとアニメーション」をテーマに恵比寿のクリエイティブスペース「amu」で開催予定とのことです。

最新の遊び・学びを体感

 CANVASの活動としては、造形・音楽・映像・サイエンスなどの各分野から子どもたちの創造力・表現力を刺激する100以上の遊びや学びを集めた世界最大級の子ども創作イベント「ワークショップコレクション」が有名です。

 11回目の今年は、8月29日・30日に渋谷で開催。取り壊し前のビルをメイン会場とし、周辺施設も参加します。映画館では映画の上映、植物園では葉っぱ染など、施設の特徴を活かした活動が行われます。ビルの壁にお絵描きしたり、2020年に向けて、新しいテクノロジーと絡めた「未来のスポーツ」を体感したりできるプログラムも実施予定です。

 過去2日間で10万人が参加したイベントに、今、多くの親子が注目しています。多数の専門家が関わる夢いっぱいのこのイベントでも保育者がこれからの遊び方や学び方を考えるヒントがありそうです。

ICC
こどもメディアラボ
ワークショップコレクション
執筆者

2・4面担当のパステルIT新聞編集スタッフ。ライティングだけでなくデザインも担当しています。

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