小学生プログラミング必修科目に 今後のまなびに変化

プログラミングの体験キットを紹介

 総務省が2020年度からプログラミング教育を小学校で必修化することを決めました。スマートフォンやIOT家電など、インターネットと密接したくらしの中で、ますます伸びゆく情報産業で活躍する人材の創出を目指した試みです。現在、研究の進んだ人工知能やロボットは、膨大な経験値を重ねることで人間の「直感力」に近い能力を身に付けるようになりました。今ある仕事の多くは自動化され、2011年にアメリカの研究者キャシー・デビッドソン氏が予測した「今の子どもたちの65%が現在存在していない新しい職業に就く」という言葉が現実味を帯びてきました。新しい時代を生きる子どもたちのために、論理的思考や問題解決力などを磨くひとつの手段として、教育が見直されているのかもしれません。

 5月に東京ビッグサイトで開催された日本最大の教育分野に特化した展示会「第七回 教育ITソリューションEXPO」そこで「未来の学び」をテーマに新設された「学びNEXT」では、ブロックを組み立てる感覚でプログラミングに触れるツールや、人工知能を搭載したWeb学習教材などが紹介されていました。

 プログラミング学習は他にも様々な形ですでに取り組まれています。親子で楽しくプログラミングに触れられる絵本「ルビィのぼうけん」。CANVASとGoogleが連携し、2万5千人の子どもたちにプログラミング学習の機会を提供したプロジェクト「PEG」。園業界でも、これからの子どもたちが取り組むまなびの活動に注目です。

小学生プログラミング必修科目に 今後のまなびに変化
作者はプログラマー
執筆者
八木侑子

2・4面担当のパステルIT新聞編集スタッフ。ライティングだけでなくデザインも担当しています。

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