旧暦の8月15日は十五夜です。美しい月を観ながら、秋の収穫物を供えて豊作を祝い、実りに感謝する、中秋の名月のお祭りが行われます。お月見の風習は平安時代に中国から伝わり、月見の宴が華やかに催されていました。庶民にも広まったのは江戸時代からだと言われています。お月見の日は、三方にのせた月見団子、里芋、果物などと、秋の七草を供えますが、お供えする団子の数や形は地域によって様々です。十五夜が芋名月とも呼ばれるのは、この時季多く収穫される里芋をお供えするからで、餡が巻かれた団子はこの里芋をかたどったものです。
材料(1人分)
- 上新粉… 400g
- 熱水…320cc
作り方
- 蒸し器に水を入れて火にかけておく。
- ボウルに上新粉を入れて熱湯を注ぎ、箸でかき混ぜた後、手でよくこねてひとかたまりにする。
- 15等分に分け、球状に丸める。
- 蒸気の上がった蒸し器に濡れぶきんを敷き、かさならないよう3を並べ、強火で30分程度蒸す。
- 蒸し器から取り出し、粗熱が取れたら皿にピラミッド状に飾る。(食べるときは食べやすい大きさに切り、オーブントースターで焼き、お好みでしょうゆ、七味唐辛子を入れたしょうゆ、砂糖じょうゆをつけて召し上がれ。)