「幼稚園にとってのお客様は誰だと思いますか?」まさか、保護者や子どもがお客様だとは思っていませんよね?保護者や子どもをお客様と考えた時点で、教育は成り立たなくなるはずです。
幼稚園の役割は、保護者から預かった大切な子どもをしっかり育て、社会に戻すことです。そう考えたら、幼稚園にとってのお客様は、社会です。お客様が社会じゃなくなったら、幼稚園は廃れます。「子どもたちが自分の人生を切り拓き、自分で人生を歩いていく力を与え、それがよりよい社会づくりにつながっている」。それを実現するのが教育機関の役割です。これは大学コンサルタント時代に自分の中で定義したものです。今でも私の柱であり、園へのコンサルティングを支えてくれ、時折「石田、お前ぶれるなよ」と教えてくれます。
法制度や激しい競争といった周囲の環境に左右されすぎて、幼稚園も保育園もこども園も、本来の役割=志を見失ってはいないでしょうか?子どもたちの幸せな未来を創り、よりよい社会を実現することが、子どもたちを育てる世界で働く人たちの役割です。
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