子どもたちや保護者への対応が複雑化や多様化の一途をたどる昨今。様々な課題解決のためには、いわゆる「属人的対応」ではうまくいかないことが増えています。
そこで、園長や主任先生だけでなく、若手の先生たちも含めて誰もが適切な対処ができるようにするための環境づくりが重要になってきました。日々の活動、把握している課題、それに関連する情報などを「みんなに見える状態」にするのです。
この「見える化」は、様々なタイプの先生たちに共通の目標を達成してもらうためにも役立ちます。共有化された情報に基づき、先生たちが自発的に行動し、変化を自覚し、さらにその結果も共有することで、別の課題解決にもつながるという良い循環ができます。
例えば、職員室のホワイトボードに「今週の行事と目標、達成するための行動」を書き、実際の行動履歴も記してはいかがですか?どんな行動が目標達成に効果的だったか、または反省すべきか?それを記録・共有していくこと自体をゲーム感覚で楽しく取り組み、コミュニケーションのすれ違いを減らしたいものですね。