東京都品川区で子育て支援活動をしているNPO法人の代表者にお話を伺い、とても納得したことがあります。それは、日本では戦後からの教育の流れで個人主義がうたわれたことにより、「グループワーク」に慣れていないまま大人になってしまう人が多いという事。
その団体では、カナダの「ノーバディーズパーフェクト」の発想や、仲間同士で援助しあう「ピアカウンセリング」を意識しながら活動をしているそうです。
いずれもキーになるのは「ファシリテーター」の存在。皆さんもどこかでお聞きになったことがあるかもしれませんが、ファシリテーターとは簡単にいうと「場や活動がよりよく運営されるためのつなぎ手」という感じでしょうか。
先生も保護者も、ともに子どもの成長を見守りサポートする「グループ」であり「チーム」ですね。企業や団体向けには、この「チーム」を活性化するための研修などが多く実施されています。
研修のポイントは「信頼関係づくり」「目的や課題の共有」「コミットメント」。ファシリテーターを養成するだけでなく、メンバー全員が日々の仕事の中で、自分たちは目標や課題を共有しコミットするチームであるという意識をもつと、予想以上にハイパフォーマンスな集団であることが確認できると思います。ぜひ、試してみてください。