アルバム制作に一役 顔検索と#で写真整理

ID・パスワード入力で
時間・場所を問わずアクセスできる
 園児の成長を記録した特別な1冊「卒園アルバム」。制作のため、茅ヶ崎すみれ幼稚園が導入したのは、顔検索・ハッシュタグで写真を管理できる「メモリッジドライブ」。制作にさらなる愉しみが生まれています。

 2021年、茅ヶ崎すみれ幼稚園は、リンクエイジ㈱が提供する写真管理サービス「メモリッジドライブ」を導入しました。同園はそれまで、園行事やアルバム用の写真撮影、保護者への写真販売を他社に委託。卒園アルバムの制作時には、委託先からプロが撮影した写真CD-ROMで受け取り、アルバムに使用する写真を1枚1枚選定していました。

 「何枚ものCD-ROMを読み込み、園児や行事ごとの写真を探すのは時間がかかる。何度も見ているうちに、すでに選定済みの写真かどうかがわからなくなり、探し直すこともあった」

 教えてくれたのは、アルバム制作を担当した木下未来先生。以前は自宅に持ち帰って作業することもあったそうです。

 そうした中、導入したメモリッジドライブは、顔検索やハッシュタグで写真を管理できるシステムです。集合写真など手持ちの写真をシステムに登録すると自動で顔が判別され、園児ごとにクラス名や名前を登録できます。これにより、ドライブ内のイベント毎のフォルダから特定の園児の写真に絞り込んで検索できるようになります。

 さらに、卒園アルバム用の写真整理に大いに役立ったというのが、ハッシュタグ機能です。同園は、「#クラス名 行事名(例:#桜1 納涼祭)」というルールを設け、ドライブ内の写真をタグ付け。アルバムに載せる写真として確定したものには「#確定」を追加し、簡単に検索できるようにしました。

 「卒園アルバムは年長クラスの担任が共同で制作する。選定した写真の共有や相談も画面を見ながらできた。各々の進捗も把握でき、フォローし合えることもよかった」と木下先生。

 同じく制作を担当した大西亜聖先生は、「顔検索で写真を見比べてみると、子どもの顔つきに変化がある。写真を通じて成長を感じられるのがうれしい。アルバムづくりもより楽しくなった」といいます。

 昨年初めてアルバム制作に携わった大塚千晴先生も、「IDとパスワードがあれば場所を選ばずにアクセスできる。操作もわかりやすい」と安心感を語ってくれました。

 メモリッジドライブは利用者ごとにID・パスワードを発行でき、提供元のリンクエイジ㈱が使用履歴の検閲を行います。園児の大切な個人情報を守るためのセキュリティ対策も徹底されていることも魅力です。

写真販売も手軽に。成長を共有

メモリッジドライブ管理画面
登録した写真は保護者向けに販売

 リンクエイジ㈱は、写真・映像のプロフェッショナル。メモリッジドライブを導入すると、無料で同社のプロカメラマンに撮影を依頼できます。茅ヶ崎すみれ幼稚園も入園式やこいのぼりまつり、納涼祭など、年間を通してほぼすべての行事で撮影を依頼しているそう。

 その理由について木下先生は、「フィルター越しではなく、〈今〉の子どもたちと関わりたい。それは保護者も同じ」といいます。

 プロのフォトグラファーが撮影した写真は、同社関連の写真販売サービス「メモリッジ」で販売。メモリッジドライブと同様に顔検索ができます。加えて、先生が撮影した写真の販売も可能。販売手順も、園で撮影した画像を選択し、指定の場所に移動するだけです。

 「写真は普段見られない園での様子や友だちとの関わりを保護者に見ていただくのに欠かせないもの。メモリッジを通して子どもの成長の姿、喜びを感じてほしい」と教えてくれました。

茅ヶ崎すみれ幼稚園(神奈川県)

 すみれは、野原に楚々と力強く咲く花。「自律した人間に育ってほしい」と、人としての基礎を育む態度教育や子どもの自発的な興味を引き出すめざまし教育に取り組む。

メモリッジドライブ
写真管理サービス「メモリッジドライブ」は無料でお試し利用が可能(写真販売サービス「メモリッジ」は利用料無料)詳しくはサイトへ
リンクエイジ株式会社
執筆者
服部由実

編集長。企画・取材を担当。IT企業の広報部門に所属し、社外広報や採用活動に取り組んでいます。

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