AIが実現する保育者お助けロボット

執筆者
原山青士

株式会社H&Eテクノロジー 代表取締役社長。ITベンチャーの経営と保育者養成校である大阪キリスト教短期大学の教員を務める。

 AGIという言葉を聞いたことがあるでしょうか?Artificial General Intelligenceの略で、人工汎用知能と訳します。従来のAIは、囲碁のプロにAIが勝ったというニュースに代表されるように、特定の領域に特化したものでした。しかし、AGIでは汎用的な知能を持つことで複数のタスクに対応できる「人間の知能を超える」ものです。経験から学び、新たな情報やデータを取り入れ、能力を向上させる。まるで有名な猫型ロボットの頭脳ですね!

 さて、2023年10月、ソフトバンクグループの孫会長は「人間の知能を超えるAGIが10年以内に実現する」と発言しました。これが登場すると、例えば園内にある見守りカメラのデータから良い保育や危ない保育等をAGIが搭載された保育者お助けロボットが解析し、ベテラン保育者の代わりに保育の質を高めるアドバイスをしてくれるようになるでしょう。AIが保育者の仕事を奪うのではなく保育者を助けるロボットを作る。私が最も力を入れる研究はまさにこれを実現するものです。皆さんはこのような未来、どう思われますか?

株式会社H&Eテクノロジー

現場に寄り添った、「ITコンサルティング」「経営・業務コンサルティング」「IoT/AIソリューション」「ITサービス導入支援」を行なう。

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