自然素材の木造園舎が特徴の土合舎利保育園が、調理室をきれいに保つために導入したのが、電解水生成装置「アクアプリータ」です。
アクアプリータは、食品衛生法に準拠しており、除菌力を持つ弱酸性次亜塩素酸水(酸性電解水)と、油脂洗浄力を持つアルカリ性電解水の2つの電解水を生成できる装置。材料は塩と水道水のみで、1ℓあたり0.5円以下と非常に安価です。
次亜塩素酸水で食材も安全に除菌
同社独自開発である2隔3室型構造の電解槽により、食品添加物(殺菌料)として使用できる安全な次亜塩素酸水と、金属腐食性の低い無塩電解水を生成できることが特徴です。
同園では、生野菜や果物を洗う場合、まず水道水で軽く洗浄した後、次亜塩素酸水に2分間つけ置き。仕上げに水道水ですすぎ洗いをします。金属を腐食させづらいため、調理室でもかけ流しが可能。また、有機物に反応すると水に戻る次亜塩素酸水の性質上、「食材へのニオイ残りもない」と同園の栄養士も満足しているそうです。
従来から除菌に使われている次亜塩素酸ナトリウムは、アクアプリータで生成する次亜塩素酸水に比べ除菌力が弱いため高濃度で使用する必要があり、使用には十分な注意が必要でした。
一方で「アクアプリータの次亜塩素酸水は低濃度で使用でき、人にも安全。材料費も安価でコストを気にせず、水道水のように安心して菌やウイルスの対策に使える」と、同社の技術部長の金久保さんは語ります。
アルカリ性電解水で床掃除も楽々
また、同園が特に「無くてはならない存在」と力説する理由がアルカリ性電解水も生成できることです。
「アルカリ性電解水を撒いて数分で床の汚れが浮き出てくる。拭き取るだけなので作業負担が軽減した」
油はねで汚れやすい調理室や、園児が食事をするホールの床掃除は、面積も広く重労働。界面活性剤を含まないため、泡立たず、すすぎ洗いの手間も減り、時短を実現できたそうです。
同社は、「給食をつくる調理室は、衛生管理が最も重要な場所。子どもたちが生活する衛生的な環境づくりに、より安全な水をおすすめしたい」と語ります。
アクアプリータは一括購入のほかに、月額1万5千円からレンタル可能(一都六県のみ)。アクアプリータの製品やレンタル契約の詳細はWebサイトをご覧ください。
土合舎利保育園(茨城県)
「太陽と自然とみんなと友達になろう」をモットーに、自然素材をふんだんに使用した平屋の木造園舎で、明るく清潔で温もりのある園内環境づくりに努めている。