明星大学が保育ワークショップ開催 粘土とスマホでクレイアニメづくり

粘土の形や色が変わっていく過程をアプリで撮影するだけで、クレイアニメを作成できる方法を紹介
 明星大学教育学部は2021年11月、第19回教育・保育セミナーを開催。参加した保育関係者など17名が、クレイアニメと呼ばれる粘土とスマートフォンを使ったストップモーション・アニメーションに挑戦しました。

 明星大学教育学部(東京都)は、教育・保育関係者に実践的な学びの場を提供することを目的に、日々の保育にいかせる技術を学ぶ「教育・保育セミナー」を2003年より毎年開催しています。第19回となる今回はオンライン形式で行われ、保育・教育関係者を中心に17名が参加しました。

 テーマは、「イメージ(空想)の世界を遊ぶ~クレイアニメづくりを通して~」。クレイアニメとは、主に粘土を使ってつくるストップモーション・アニメーションのこと。被写体を1コマごとに少しずつ動かして撮影し、その写真をつなぎあわせることでつくる、パラパラ漫画のようなアニメーションです。

 本セミナーの講師で、子どもの居場所や異年齢集団づくりを通して、子育て支援を行う神代洋一先生は、「『Animation』の語源は、『Anima(魂・命)を与える』。その基本は創造力や空想力にある」といいます。「子どもの遊びには、小石を生き物に見立てて遊んだり、現実の自分とは違う何者かになりきって遊んだり、アニマで遊ぶ場面が多くある。周囲の友だちや大人がその空想を共に楽しむ共同空想者・協働創造者になることで、新たな気づきが生まれたり、安心感や互いの絆が深められたりしていく」と、共同空想の大切さを強調しました。

神代洋一先生

 今回用意したのは、紙粘土と台紙となる画用紙、スマートフォン(またはタブレット)、アプリ「Stop Motion Studio」。同アプリを使って撮影すると、撮影した順にコマが並び、1秒あたりのフレーム数(コマ送りの速度)を設定できます。あとから不要な画像を削除したり、位置を変更したりすることも可能です。

 神代先生は、「作品づくりがねらいではない。大人は言葉で説明できるものをつくりたくなる。そうではなく、その瞬間の子どもの動きにシンクロしていく。それによって、『その子のことを理解していこう』という保育者の気持ちを大事にしてほしい」と呼びかけました。

準備物

・紙粘土(白・赤・青・黄の4色)
・B3(四つ切)の画用紙
・スマートフォンまたはタブレット
・アプリ「Stop Motion Studio」
・三脚(なくてもOK)

執筆者
服部由実

編集長。企画・取材を担当。IT企業の広報部門に所属し、ブランディングや採用活動に取り組んでいます。

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