描くと光る!? 園児の好奇心を育む電光スケッチブック「Beeboard」

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Beeboardことも黒板ティーチャー(W746mm×H450mm×D80mm)
年齢や筆圧の強さに関わらずはっきりと美しい線が描ける「Beeboard(ビーボード)」。 ペンやチョーク不要で描ける構造や描き心地のよさから、子どもの自由な発想を可視化するツールとして2020年に「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門」でキッズデザイン賞を受賞しました。 その使い心地をパステルIT新聞編集部が体感! その感想をレポートします。

さっとペンを走らせると、鮮やかなレインボーが目を引く電光スケッチブック「Beeboard」。本体内部にLEDライトとカラーフィルムが内蔵されており、裏側から光を透過することで描画した部分が美しい虹色に輝くというしくみです。

特徴は、誤飲の危険性や人体に有害なペンやチョークを使わず、且つペンを握る力の弱い子どもも気持ちよく描けること。磁力加工した表示盤にはスチールボールがセットされており、スチールボールが表示盤に吸着したり離れたりすることで、ピクセルアートのような細かな表現や毛筆書きのような大胆なタッチが可能です。

編集部が使用したペンは付属のスタイラスペン(先の尖った棒状のペン)。タブレットのタッチペンで絵を描くのとは違い、描いている感覚が手に残る不思議な描き心地。「もっと描きたい」という絵心をそそります。さらに、描けば描くほどカラフルな色が浮かび上がるしくみは驚きや楽しみがあり、なぜ?」や「ワクワク」を味わえます。付属のペンに限らず普通の絵筆で軽やかに描けることもポイントです。

近年、21世紀型スキルの形成として、多くの園がICT教育やSTEAM教育を意識したプログラムを実践し始めています。子どもの感性を引き出し、常識に捉われない創造力や表現力を育むために、こうした新しいツールを取り入れることは、保育活動や子どもたちの刺激にもつながるもの。

Beeboardを開発した㈱テクニカルアーティストの平山代表は、「欲求を満たしてあげるような環境を身近に、常に用意してあげることが大事。お絵描き遊びだけでなく、教育にも活用してもらえたら」と語ります。さらに、同社が脳科学者の研究チームと実施した実験によると、何もしない状態で記憶力テストを行った場合と10分間、Beeboardで遊んだ後にテストを行った場合とでは、後者の記憶力スコアが1.4倍となるなど、知育効果も認められました。

ノートサイズや小型黒板サイズなど種類も豊富。正課内外の保育活動や延長保育、学童保育、地域の人との交流機会など、場面に応じたサイズを選べます。価格は税別9千円から。

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執筆者
服部由実

編集長。企画・取材を担当。IT企業の広報部門に所属し、社外広報や採用活動に取り組んでいます。

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