障がいのある子どもたちの人生に一貫したサポートを

LITALICO発達ナビで全国の施設を検索できる
 児童相談所への障がい相談件数は年間18万5,000件超(厚生労働省調べ)。支援体制の構築が急務です。支援に取り組んでいる2社を取材しました。

LITALICO Webも使って支援

 株式会社LITALICO(東京都目黒区)は、「障がいのない社会をつくる」というビジョンのもと、発達障がいの子どもの教育・学習を支援するソーシャルスキル&学習教室「LITALICOジュニア」を2011年から運営しています。関東、関西、名古屋に99拠点を展開しており、 約8,500人の生徒が通っています。

 また、最近では厚生労働省の事業の一つである、保育所等訪問支援も開始。障がいのある子ども一人ひとりに合った環境づくりを園とも連携できるようサポートしています。さらに、指導員の活躍記事や保護者からの相談事例、全国の事業所情報などを掲載した「LITALICO発達ナビ」も運営。「社会のニーズに対して教室数は全く足りていない。ただ、自社で全国のニーズに応えるには限界があるため、各地域にある事業所の支援もしている」と語るのは、指導員の経験を持ち、「発達ナビ」を運営する眞嶋すみれさんです。

地方の建設企業 学習と就労を支援

「K’ きっず」を運営する倉持事業部部長(左)と加藤代表取締役(右)

 地域に根差し、障がいを持った子どもたちを支援している企業があります。 清田建設工業株式会社(栃木県栃木市)は、地域への社会貢献を目指し、2016年4月に栃木で幼稚園、 2階で「K’きっず」を運営していました。「保護者視点で考えると、幼稚園と支援の場が同じ建物にあることは安心。また、同じ建物のおかげで支援事業の職員の人材不足問題も解消した」と語るのは、同社の加藤芳宏代表取締役です。「K’きっず」は、360日の稼働で送迎を行っており、隣接する群馬県の自宅から送迎を利用する生徒もいると言います。これも、保護者のニーズに寄り添った取り組みです。

「K.connect」では9名の利用者が働く

 さらに、同社では障がいを持った人の働く場所を確保し、安定的な収入が得られるように、2017年11月に野菜の水耕栽培を行う施設「K.connect」を開設。地元のスーパー18店舗に出荷される無農薬の野菜は好評です。施設と園、家庭や地域が連携し、こうした子どもの生涯にわたるサポートの体制を築くことが全国的に求められています。

発達障害ポータルサイト「LITALICO発達ナビ」
児童発達支援・放課後等デイサービス「K’きっず」
指定就労継続支援B型事業所「K.connect」
執筆者
八木侑子

2・4面担当のパステルIT新聞編集スタッフ。ライティングだけでなくデザインも担当しています。

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