スポーツを通じて培う 「コミュニケーション力」

 (株)ジャクパ プロデュースのもと、杉山芙紗子氏がインタビュアーとなり、こどもとスポーツとの関わりについての対談が実現しました。その様子を全3回にわたって、お届けします。

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元プロテニスプレーヤー 杉山 愛 氏 母
杉山 芙沙子 氏

元プロテニスプレーヤーの杉山愛選手の母・元コーチでもある。教育研究者やテニスアカデミーの校長ほか多方面で活躍中。

本文中表記:「杉」

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元女子卓球選手 平野 早矢香 氏 母
平野 美恵 氏

女子卓球、平野早矢香さんの母。アスリートの親として、元教師として、保護者向け講座の講師を多数務めている。

本文中表記:「平」

成長するこどもと共に親も学ぶ

 前回は娘たちが幼児期にスポーツと出会ったことを話しました。早矢香さんはその後も卓球を続けて良かったですか?

 はい。結果的にこどもは三人とも卓球の道に進みましたが、もともと夫婦で卓球をしていたので結婚当初からこどもにも何かスポーツをやらせたいと話していました。

うちも家族が共通してできるものってスポーツだし、いろんなものを育めると意識していました。意識するって大事ですよね。若いお父さんやお母さんに意識して欲しいことは何ですか?

スポーツを通じて我慢強くなり頑張れる力がつく、負ける悔しさや団結力も味わえる。人間関係が深まりコミュニケーション力もつくということでしょうか。

「広がり」ですよね。愛は十五歳で世界No.1になり、教養がなければトップの方々との会話が楽しくない事にも気づいたようです。私自身も母とコーチという二足の草鞋を履いたが故に葛藤を経験し、コミュニケーションや人間関係を学びましたね。

私は杉山さんと違って早矢香とは中学から離れていました。心配でしたが携帯電話は禁止。寮の電話は一日十五分で毎日は話せない。だから、かかってくるとワーッと話してあっという間に時間切れで「私も言いたいことあったのに…」と言われてハッとして。それからは感情をぐっと抑えて早矢香の話に「うんうん」と耳を傾けたら、聞きたいことも話してくれるようになりました。

早矢香ママは適切な距離感を感知できたから良かったですね。サポートする親としては、ふっと後ろを向いたとき、そこにいてくれたのねと安心感を与えられる距離感で寄り添いたいですね。

結果が大事でも感謝を忘れずに

4月に引退されて親子関係に変化は?

引退の半年前位から人生について話すようになりました。選手時代から主人は結果を残すことは本人の夢だから大事だけど、その後の人生の為に、いい結果も自分の努力だけじゃない、感謝を忘れるなとよく言っていて。今の彼女があるのはそれを忘れずにいてくれたからかなと思います。

それを学べるのもスポーツの醍醐味でしょうね。(次号に続く)

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執筆者
鈴木あゆみ

パステルIT新聞編集長。特集の企画・ライティングほか、紙面全体の編集を担当しています。

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