「いのち 共に生き共に育ち合う保育の実践」を教育理念とし、同園では日々の活動すべてを通して「命」と向き合うことを方針としています。それはコミュニケーションを図ったり他者を支えたりする「生きる力」を高めることに通じています。毎日の表現活動、運動、語学学習などの教育カリキュラムを通して個々の力を伸ばし、園児同士の関係も築きます。就学前の教育が、意欲や向上心などの非認知能力の発達に大きく影響を与えることを考え、園児にもわかりやすい視覚効果を使った教育にも積極的です。
保護者への情報開示においては、色枠でカテゴリ分けをしたり写真を使ったりして、視覚的な伝達を意識しています。「保護者が一番知りたいことは、園内での子どもの様子。できるだけ細かく伝えることで、家庭教育にもつながる。読んで、見て、楽しい情報を提供していきたい」と語るのは小林園長です。印刷物は、毎月の園だよりと毎週のクラスだよりや園長だよりのほか、連絡事項を不定期でお知らせする手紙やお寺の印刷物も合わせると、毎月数千枚に上ります。伝達のきめこまやかさは保護者にも好評で、口コミから入園希望者が年々増えています。
大量の印刷物は、今年三月から導入した(株)理想科学工業の高速カラープリンター「オルフィスFW」で印刷。カラーで印刷できるようになり、より視認性の高い印刷物を保護者に届けられるようになりました。「これまでの白黒印刷と比べ、オルフィスFWならフルカラーのビジュアルで伝えられるので、教育効果と伝達効果が大きく向上した。カラーが使えることでデザインの幅も広がった。スキャン・コピーもきれいなので、手書き文字を織り交ぜたおたよりをつくって保護者に喜ばれている。厚紙印刷もできるので、今後は行事のプログラムなどもつくりたい」と稲葉先生は語ります。
コンパクトサイズの高速印刷機
オルフィスFWの導入前から、職員はカラー印刷を熱望していました。しかし、いつも問題になっていたのは印刷コスト。そのため、孔版印刷機を使って三度にわけて色刷りをしていました。そんな中、今春発売されたオルフィスFWを知り、単色印刷と比べてコストに差がなく、簡単にフルカラー印刷できることから、導入に踏み切りました。
また、限られたスペースに設置できるプリンター本体のサイズも選んだ決め手となりました。電話線の配線の都合で、プリンターを手狭な職員室の裏部屋に設置せざるを得なかったのですが、これまでのオルフィスシリーズと比べて、オルフィスFWは幅と奥行きが小さく、設置することができました。
オルフィスFWは、今日も園児や保護者、さらには職員とのつながりに貢献しています。