池尻かもめ保育園に入るとすぐに、食に関する掲示物が目に入ってきます。数々の郷土料理や世界の名物料理の写真が地図上に配置され、園の象徴ともいえる「かもめ」が各地を旅しています。
同園では、食べ物が口に入るまでの「食のプロセス」を体験する取り組みに力を入れています。生きる上で必要不可欠な食べ物をおいしく楽しく学んでほしいという先生たちの願いが込められています。その体験を記憶に残すために、掲示物や配布物は重要な存在です。
過去に行った梅干しづくり体験では、園児たちは思い思いに梅を転がしたり、匂いを嗅いだりしていました。園庭にある「かもめ農場」では、野菜の苗植えや水やり、収穫を体験。窓から見える「緑のカーテン」も、きゅうりが実っていく様子を毎日観察でき、園児たちは興味津々でした。自分が育てたことで、苦手なきゅうりを食べられるようになった園児もいました。そんな「食のプロセス」の体験をタイムリーにまとめ、配布されるフォトノートは保護者に好評です。
掲示物やフォトノートは、理想科学工業の高速カラープリンター「オルフィスEX」で印刷。「食べ物の質感や園児たちの表情をより美しく表現するために、原稿づくりは、色数を落としてもきちんと色が出て、やわらかい雰囲気の色合いになるオルフィスの特徴を活かすように工夫している。系列園で先に使用していたこともあり、迷わずオルフィスを選び、設立時に導入して2年経つが、印刷のスピード、質、コストの面で大変満足している」と河野園長は語ります。
独自の連絡帳も作成したい
保護者が日常的に受け取る情報は数多く、スピードは速まる一方です。同園では、慌ただしかった開園時から、オルフィスが保護者との情報共有に必要な環境を整えてくれました。
「あらゆる配布物をオルフィスでスキャンしてデータ化し、パソコンで管理しているので、印刷物の管理はスマートに実践できている。系列園では、毎日使用する連絡帳を園内でプリントし、1日1枚ずつファイリングする体制を取っている。市販品では対応しきれない細かな項目を追加して独自のテンプレートを作成することで、園児一人ひとりの細かな情報共有ができ、保護者の安心感につながる。今後は、そのような独自の連絡帳などのプリントにも活用していきたいですね」と語る河野園長。河野園長にとって、オルフィスはスマートな情報共有を支援する頼れる存在です。