写真撮影の基本を覚え、「オートモード」に慣れたら、次は「絞り」と「シャッタースピード」を確認しましょう。オート設定は手軽ですが、この設定変更を知っていると、これまでとは少し雰囲気の違った写真が撮影できます。パステルIT新聞6月号で紹介したカメラの基本となる撮影モードや構図から、さらに知識をつけて、素敵な写真が撮影できるようにしましょう。
操作手順
設定ポイント
「絞り」と「シャッタースピード」は、写真の出来栄えを左右します。「絞り」は、レンズから入る明るさを調整し、その値は「F値」で表されます。「シャッタースピード」は、シャッターが開いている時間のことで、その値は「1、1/2」などと表されます。
絞りの数値が小さいほど背景がぼけた、明るい写真を撮影できます。数値が大きくなると、背景までくっきりと写るようになりますが、同時に明るさも落ちて、暗い写真となります。シャッタースピードは速いほど動いているものを止めて撮影することができるので、運動会などで走っている園児にピントを合わせて撮影する場合はシャッタースピードを速く設定しておくとよいでしょう。シャッタースピードが遅いとカメラのブレが生じやすくなりますが、上手く使うことによって躍動感のある写真にもなります。必要に応じて三脚などを利用しましょう。カメラで絞り優先の「A」モードの場合、シャッタースピードは自動で変わり、シャッタースピード優先の「S」モードの場合、絞りが自動で変わります。絞りとシャッタースピードとの組み合わせで、適正な設定を行いましょう。
ソフトでの調整
画像編集ソフトである「Picture Manager」などを使うと写真の編集をすることができます。撮影後ソフトを使って修正することもできますが、写真そのものの仕上がりが悪いと修正できない場合もあるため、できるだけカメラで正しい設定をしてから撮影するようにしましょう。