創造力と論理的な思考養うあそび ヴィジュアルプログラム

Visctuit でのプログラミング画面

 「プログラム」とは、専門言語でコンピュータへの命令を記述したもの。専門技術を必要とする世界ですが、近年、子ども向けのプログラミング講座が人気のようで、中には幼児を対象とする講座もあります。ヴィジュアルプログラミング言語「Viscuit(ビスケット)」は、難しい専門用語を使わずにイラストをドラッグするだけで、視覚的にアニメーションやゲームをつくることができます。

 まず、お絵かきをします。それに「めがね」と呼ばれる丸型のパーツをドラッグし、起点となる状態と動かした後の状態を設定します。これを組み合わせていくことで、お絵かき作品に動きをつけることができるのです。プログラミングに取り組むことは、子どもたちが新たな表現の楽しさを味わい、創造力をより一層豊かにするだけでなく、論理的な思考を身につけることにもつながると言われています。近年、子ども向けのプログラミング講座が人気の理由はそこにあるようです。

 Viscuit は公式サイトで体験できる他、「ビスケット塾」のワークショップで学ぶこともできます。ビスケット塾には、子どもから大人まで参加できるコースがあり、累計参加人数は150名を超えています。幼稚園・保育園での出張体験レッスンも可能とのこと。プログラミングで新しいあそびの世界が広がりそうです。

ヴィジュアルプログラミング言語「Viscuit」
ビスケット塾
執筆者
八木侑子

2・4面担当のパステルIT新聞編集スタッフ。ライティングだけでなくデザインも担当しています。

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